新型プラドこと”250”登場
ランクルの歴史
1951年、Toyota JEEP BJシリーズを原点とするランクルシリーズ
今回紹介するランドクルーザー250は、 シリーズ全体で約170カ国、1130万台を売り上げた”ランクル”の中でライトデューティーモデルを担っていた、「プラド」の後継にあたります。
プラドという名前を捨て、この名前に至ったのは「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」というランクル本来の役割に原点回帰させたい、という豊田章男前社長の想いを強く受けてのものでもあります。
(豪州等一部地域ではプラドという名前を引き続き存続する可能性あり)
個人的にはプラドという名前が無くなったのは悲しかったので、少し羨ましい
スペック
パワートレイン
今回のランクル250では国によって購入可能なパワートレインが異なります。
国内での購入は難しいとは思いますが、国外の仕様も合わせてご紹介
日本仕様
- 2.7Lガソリン
廉価グレードで採用のベースモデル
2.7Lのガソリンエンジン”2TR-FE”は163馬力(120kW)246Nmを発生させます。
組み合わされるトランスミッションは6速のスーパーECTです。
高速の合流等では少し力不足を感じそうですが、日常使いではそこまでの不満は出ないのではないでしょうか。 - 2.8Lディーゼル
力強さが欲しい方はこちらを選ぶことになるでしょう。
2.8Lディーゼルターボエンジン”1GD-FTV”は204馬力(150kW)500Nmを発生させます。
組み合わされるトランスミッションもガソリンモデルとは異なり、8速となるDirect Shift-8ATとなります。
高速の合流や最大積載時の登坂も問題なくこなしてくれることでしょう。
走行には軽油以外にAdBlueも必要なのでお忘れなく!
どちらのエンジンも既に実績のあるエンジンなので、好きな方を選んでもなんの問題もなさそうです。
私はハイエースのガソリンモデルを買った友人の苦労を見たのでディーゼルを選びたいですが…
海外仕様
海外で販売される仕様も簡単にご紹介
バッテリーなどの問題はありますが、どうしても海外のパワートレインが欲しい!誰とも被りたくないという方は個人輸入を考えるのもあり?
- 2.4Lガソリンターボハイブリッド
330馬力630Nmに8速ATを組み合わせたランクル250最強モデル
中国はアメリカで販売予定です。 - 2.4Lガソリンターボエンジン
281馬力430Nmに8ATを組み合わせます
東ヨーロッパ等で販売予定です - 2.8Lディーゼルターボエンジン+48Vマイルドハイブリッド
204馬力500Nmに8ATと国内ディーゼルターボエンジンと似た性能ですが、こちらのモデルは48Vのマイルドハイブリッドシステムを搭載しています。
よりスムーズな走り出しや若干の燃費向上が見込めるのではないでしょうか。
こちらはオーストラリアや西ヨーロッパで発売予定です。
最近の日本メーカーは最強モデルが日本未発売!なんてこと多すぎじゃないですか!?
一番いいやつを頼む
骨格や足回り
今回のランクル250ではトヨタ最新のラダーフレームとなる、TNGA-Fプラットフォームを採用し、悪路走破性を確保しています。
TNGA-Fはランクル300やレクサスLX等で採用されているものと同様です。
ランクル250ではこのGA-Fプラットフォームを更に最適化させより良いものになっている可能性もありますね。
このプラットフォームの採用により、従来比で剛性50%アップ等を実現しています。
また、電動パワーステアリング(EPS)を遂に採用し、悪路でのキックバック抑制やレーントレーシングアシスト*も付くようです
また、トヨタブランド初、スタビライザーディスコネクションが搭載。
一般道での乗り心地と悪路での走破性を両立します。
*Toyota Safety Senseの機能
安全装備
全グレードにてToyota Safety Senseが採用されます。
日進月歩の先進運転支援システム(ADAS)ですので、一言Toyota Safety Senseと言っても、内部のバージョンによってそのアシストレベルは大きく変わってしまうので、そこは大手モータージャーナリストの方々のレビューを待ちましょう。
同じ名前のADASでも、安心してアシストしてもらえるものから、逆に気疲れするものまであるので、出来れば試乗するのが一番!
外装
外観
力強いフェンダーがショルダーラインが漢心をくすぐります。
ランクル250にはフラットなヘッドライトなモデルと丸目のモデルがあります。
往年のファンは丸目がしっくり来る方が多いのではないでしょうか
私はキリッとした目が好きなのでフラットなタイプ嫌いじゃないです
丸目はファーストエディションの限定かな?
発表会時はこんな感じ
サイズ
全長4,925mm/全幅1,980mm/全高1,870mm/ホイールベース2,850mmとランクル300に迫るサイズ感
プラドと比較すると、全長+100mm、全幅+95mm、全高+20mm、ホイールベース+60mmとなります。
内装
CGなので実際にどれほどのクオリィーで仕上げられるかは現時点で分かりませんが、落ち着きがありながらも現代的で、使い勝手も良さそうに見えます。
エアコンの操作パネルはすべて物理スイッチ、2列目の操作パネルにもシートヒーターとベンチレーションボタンが確認できます。
流石に3列目は少し窮屈そうに見えますが、エマージェンシーと考えれば十分そうです。
発売日や金額
発売日
特別仕様車のファーストエディション含め、2024年前半を予定しているということです。
金額
約500万円~となると思われます。
安くはない価格帯ですが、残クレの利用やリセールバリューを考えると、かなりお手頃に買うことも可能ではないでしょうか
ランクル250まとめ
- プラドの後継として発売
- パワートレインはガソリンとディーゼルターボ
- ファーストエディションの設定があり、見た目も2種類用意される
- 2024年前半に発売予定
- 価格は500万円前後からスタートと思われる
私はセダンやクーペが好きな漢の娘ですが、このランクル250はかっこいいなとおもいました。
発売が楽しみですね
トヨタの発表会及びプレスより引用をしています
https://toyota.jp/info/landcruiserbrand/
https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/39526630.html